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  「旅」
 
旅の道は果てしなく続きます。
  どのような道を、
  どのような乗り物で、
  どのような人と、
  どのような色を塗るかを
  決めるのはあなた自身です。
  
自分色のオリジナルな旅をしてみませんか?   *****

上記に書いてある文章はある旅行会社に書いたものです。私はその文章がとても気に入った。私の仕事もツアーガイドなので良く旅に出ます。旅というのは楽しいこともあれば苦しいこともあるでしょう。それは当然のことです。生まれてから死ぬまでの間も一つの旅とは言えますね。私はそう思っていますが、皆様はどう思いますか?

 私は2008年4月25日(金)から5月4日(日)までツアーがありました。ツアーに出る前に15年前からずっと使っていた鏡が割れたので今度のツアーでは何かあるだろうと少し心配していました。それで25日(金)にお客様達を迎えてツアーが始まりました。旅のスタートは順調でした。

  5月1日(木)の午後の航空便でマンダレーからパガンへ行く予定でした。マンダレー空港でイタリアのグループの荷物7つと私達のグループの7つをまとめて14個を空港に残しておいて次の日に送ると、突然言われました。理由は天候も良くないしオーバーワエイトになっているからだとのことでした。でも何とかお願いしたので両方のグループの荷物は残さず送ってくれました。ラッキーでした。パガンに着く前、気持ちが落ち着きませんでした。鏡割れた兆しはマンダレーを出発する前からありました。

  2日(金)は予定通り、パガン観光を終えることが出来ました。しかし、2日のお昼頃、レストランなどで国内便はキャンセルになったよとういうニュースを聞きましたので私は心配になりました。なぜかというと私達のグループは3日の午後便でヤンゴンへ戻る予定でした。一旦、ホテルに入った時、うちの会社から3日の便はキャンセルになったという報告があり、現地の事務所に行って、トライして見てくださいという指示がありました。添乗員さんと私は一緒にオフィスへ行って確認しましたがやっぱりだめでした。4日朝便もまた分からないということでお客様達は4日の午後便(便名TG-306)で帰国予定でしたので何とかしないといけない状況でした。それで午後の観光が終ってから会社と午後10時半ごろまで電話で色々打ち合わせしました。

  3日(土)の朝5時に起きて、日の出を見に行きましたが曇っていて太陽は雲の間から少しの間でも姿を現してくれませんでした。実は2日(金)の夜11時半から3日(土)の13時にかけてミャンマーの南の一部を「ナルギス」Nargisというサイクロンが入ったのです。私達が日の出を見ているミャンマーの遺跡パガンはミャンマーの中部に位置しているのでサイクロンの影響はされませんでした。日の出を見て、一旦、ホテルに戻って出発するまで会社からの電話を待ちました。かかってきた電話の中、「車」だけを聞えて切れてしまいました。私の方から電話を入れても繋がりませんでした。それで昨日の夜、決定した通り、朝チェックアウトして出かけるしかありませんでした。その日の予定はポッパ観光後、パガンに戻って昼食をして午後便でヤンゴンに戻る予定でした。その時は車でパガンからヤンゴンまで戻らなければならない状況でした。

  一応サイクロンとは聞きましたが生まれて今まで一度も遭遇したことがなかったのでサイクロンがどのようなものか分からなかったのです。

  ポッパ観光後、電話を入れても、まったく繋がりませんでした。添乗員さんと相談した結果、ヤンゴンまで車で戻ることにしました。勿論、タウングー(Taungoo)という町で一泊しなければいけませんでした。ポッパからタウングーまでの道路は、所々、ガタガタだったので車は途中タイヤがパンクしました。新首都を通った時、停電もなく電気が至る所に通っているのを見て私達がほぼ連日停電のある生活を思い出しました。運転手さんはパガンの人だったため、新首都周辺で、一時道に迷いました。そのためタウングーに着いたのは午後9時半頃でした。ホテルの部屋数が不足していたため、一部屋に複数宿泊してもらいましたが、お客様に苦情を言われました添乗員さんを見て私は可愛そうと思いました。その時、私はホテルの人達と一緒House Keepingの役割をしていたため、ほんの少しの苦情だけを聞きましたのです。後で分かりましたのは一部屋に何人か泊まらせた理由を言わないでそのままアサインしたからあるお客様に怒られたそうです。[ お客様達はタウングーと言う町にホテルの数は少ないし、中で、このホテルは一番いいで、こちらにも客室が足りないため、お二人様一部屋、もしくは三名様になりますので宜しくお願い致しますという ]ひとごとを案内してもらいたいようです。その時、添乗員さんと私はホテルに着いた時間も遅くなったため焦って案内したから言うのを忘れました。大変失礼しました。その時、怒ってた何人かの皆様を見て私は日本人の性格や感情が少し分かったような気がしました。日本人は色々なことで恵まれているからほんの少しの面倒なことがあると我慢出来ないようです。勉強になりました。その日の皆様の夕食の時間は夜1015時です。皆様が夕食を召し上がっている時、添乗員さんはお部屋周りで、私は車のケースで忙しかった。パガンからの車はタウングーまでの予定でそこからはヤンゴンから来ているはずの車に乗り換えることになっていました。ところが、サイクロンのせいでヤンゴンからの車は来れないしその運転手さんの家の屋根も飛んでしまったので迎えに来ることが出来ませんでした。パガンの車がヤンゴンまで送ってくれることになったため、双方の会社と連絡を取りそのようにしてもらいました。

 お腹がすきました。夕食食べる準備をしました。添乗員さんは苦情にショックして、もう夕食はいいと言ってたので無理やり食べさせました。私はご飯を食べないと多分寝れないかもしれません。ホテルの部屋が足りないため、私と添乗員さんは車の中で一泊しました。車の中でさっきに寝ていました、運転手さんとアシスタント二人を起こして私達は前で彼ら達は車の後部で分けて寝ました。時刻は深夜零時を超えていました。その夜、雨が降ったので車の中は暑くなかった。良かったです。
ヤンゴンで、サイクロンでどのようになっているのが想像が出来てませんでした。

  翌日の朝3時に起きて、5時出発の準備をしました。タウングーを出発して0910時に、やっとパゴーという町に着きました。ちょっと落ち着きました。後二時間ぐらいでヤンゴンです。但し、大きいな木がたくさん倒れているのが目に入って来ました。大変なことになっていると思いました。ミンガラドン(国際空港の近くにある町)の近くもひどい状態でした。道路はどこも渋滞していて、またパガンの運転手さんはヤンゴンの道順を分からないため心臓が波打ったような状態でした。うちの母は大丈夫なのかと心配でしたがお客様のことが優先なのでどうすることも出来ませんでした。ヤンゴンのチャウタッジーパゴダ見学後、会社と連絡が取れましたが社長の家の屋根も吹き飛ばされたと聞き、ボロボロの私の家の屋根はどうなっているのか非常に心配になりました。夜、タクシーで家へ帰りました。家に帰る道中、家族の皆は無事なのか、自家はどういう形になっているのか、屋根は飛んでしまったので今夜は空を見ながら寝ないといけないのか、家は倒れて家族はどうなっているのかと心配しながら帰りました。しかし、幸いなことに私の家は変わらない元の姿のままで私を迎えてくれました。停電で家に近づくまで見えなかったのですが家の前の木が倒れて垣根とひさしが壊れただけでした。

  4日(日)はお客の皆様は帰国出来ず、やっと5日(月)の夜便で帰国することが出来ました。5日(月)の午前はヤンゴン観光しに行ったけど殆どの観光場所は観光出来ず、ほんの少しだけが出来ました。ヤンゴン観光後、ホテルに着いた時、14時までに空港に早めに来てくださいという会社からの連絡があり、お客様達は急いで帰りのしたくをしました。その後、昼食を取って空港に向かいました。空港に1330時に着いて(TG)のオフィスに行きました。5日午後便(TG-306)ヤンゴン発(1945)時に、乗客はいっぱいなので、先ずは5日出発のお客様が優先で、今のところ何も言えないから午後まで待ってと、航空会社に言われました。グループなので何とかしてくれるそうな感じがしました。それで私達も乗れるか乗れないか、分からないままで空港でずっと待ちました。運が良かったので全員乗れました。本当にラッキーでした。その時はヤンゴンからタイは大丈夫だったけどタイから日本はどうなっているか分からないままで帰った皆様を見て大変だとは思いました。次の日、分かりましたのはタイから日本へも全員乗れたと言うことで本当に良かったです。

  79歳になっている母も今回のサイクロンは初めての経験でした。同じ国民達も今まで経験したことがなかったのと情報不足ということもあったのでサイクロンにより多数の死者、負傷者が出たのではないかと思います。私はツアーが終って、気が緩めたせいか熱が出ました。ツアーが終って一週間ぐらい過ぎましたが夢の中では辛かったツアーはまだ終っておらず、旅が続いています。息苦しい夢です。いつまで夢の中でこの旅は続くのだろう。サイクロンにはあわなかったけど色々なことがあったツアーは頭に残り一生忘れられないとは思います。今でも旅行途中に道に迷っている夢を見ます。その時は息苦しくなります。人生というのは、楽しいことよりも辛いことの方が多いと思いました。しかし、中でも、ナルギスのサイクロンで被災した人達はもっと辛い目に遭って困っていると思います。その人達と比べると私が夢の中で今までも続けている旅など、まだましなのだと思います。世界でそのように困っている人達のため、同じ国民のためと自分のためも仏様に祈らなければいけません、、、、、

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